"すべてがFになる"を読んでみました
余談
社会人になり、勉強の関係で今まで読まなかった読書をするようになりました。
ただ、慣れないことをするのは難しいですね。
積読が多く、特に技術書は読み方を知らないせいか読みにくいです。
周囲の人に話を聞いたところ、「とにかく読むことが大切」との話があり、私も情報技術、特にインフラ系はRaspberry PyとかVagrantとか、嫌というほど立ち上げて設定してを繰り返したおかげで多少わかる様になった経験もあり、本を読んでみるかと思って読み始めました。
選んだ理由
以前から森博嗣の作品は好きで結構読んでいました。
なんかは社会人になって全て読みました。
最初はスカル・ブレーカの単行本の表紙や帯に惹かれ購入し、読んでいくうちに森博嗣が好きになりました。
同じ理系が書いた小説というのもあるかもしれませんが、主人公が色々なものを見て疑問を持ったり原因を分析するところに共感ができました。
私はあまり流行りや有名なものには食いつかないタイプですが、とりあえず森博嗣の有名なすべてがFになるは一度読んでみるかということで読んでみました。
簡単な感想
非常に登場人物が事件を論理的に考え面白い本でした。
私としては、とにかく先が気になりどんどん読んでしまう本でした。
ただ、あまりにも理系チックというか、専門用語が出てくるところが理系に興味がない人にとっては受けないのかなと思いました。
私自身、大学では生命系を、社会人では情報技術をかじっており、自分なりに考えを持てる人間なので、本の中で色々と考察するシーンがありますが、自分の中途半端な知識で「それはこうなのでは?」と思う部分がいくつかあり、それはあまりすっきりしませんでした。
じかし、発行された年を見ると、今よりもかなり前なので、その時からリモートワークをしているのはすごいと思いましたし、映像でやり取りするよりもチャットメッセージでやり取りする方が圧倒的に仕事がはかどる(ビデオ会議は無駄な話が多すぎる)と実感しているので、それが本に書いているのはすごいと思いました。
終わりに
小説系はどんどん読めるのですが、専門書へ近づくにつれて挫折率が上がってきます。
小説はさらっと読めるという状況になってから、小説に近いような技術書とかに手を出していきたいですね。
その間に、小説で文学的な知識を養えればよいと思っています。
N予備校の”プログラミング入門 Webアプリ”をやってみた
ドワンゴが提供するeラーニングサービス”N予備校”の”プログラミング入門 Webアプリ”という教材が非常に良いという噂だったので修了してみました。
感想
Webアプリケーション開発初学者向けに非常によい教材だと感じました。 特に良いと感じた点は以下の3点です。
- 教材の説明が丁寧
- Webアプリ開発関連のワードも知ることができる
- しっかりとプログラムングができる
教材の説明が丁寧
私も以前初学者向けに記事を書こうとしていたり、実際にQiitaで記事を書いたりしていたのですが、作成しているうちにかなり面倒になってきます。
画像を使用してキャプチャを撮ったり、画像を編集してわかりやすくしたり・・・
結構大変な作業ですが、最初の章などは特に丁寧に画像付きで説明がされていました。
多分、インターン生のような人が作成しているのかもしれませんが、丁寧な教材でした。
ただ、紹介している周囲のサービスは日進月歩ですので、まったく説明画像と異なるUIだったりすることがありました。 Webベースの教材ですので、更新と配布も簡単にでき、良いもんだと思います。
Webアプリ開発関連のワードも知ることができる
Web開発で使用するツールやサービスはかなり幅広いと思います。その中で以下のような幅広い周辺ツール/サービスを紹介しているのはよいことだと思いました。
- Visual Studio Code
- Heroku
- Hubot
- npm
- Express
- GitHub
- CircleCI
- webpack
- Bootstrap
私の浅い経験では、上記のツールは単体で知る機会はありましたが、1つ開発工程(開発チュートリアル)の中で知る機会はあまりありませんでした。 Railsチュートリアルもやりましたが、エディタやWebpackなんかは使っていない記憶です。
提供がドワンゴなので最近流行りのJavaScriptのフレームワーク(Angure, React, Vue)とかもあるのかと思いましたが、そこらへんはありませんでした。
いい意味で幅広いですが、本当に初学者からすると覚えることが多く少し大変かもしれません。
ある程度知識がある人(私)としては類似ツールやサービスを出してくれると嬉しい気もしました。(GitHub-> BitBucket, GitLab)
中途半端に知識だけあるとそれが同じレイヤーのものなのか違うものなのかわからないんですよね。
フロントエンド周りのwebpackとGulpとbrowserifytとか。
しっかりとプログラムングができる
やってみてわかりましたが、かなりコードを書きます。
普段PythonやRubyといったライトな言語しか使用しないせいか、かなりプログラムを書いた気がします。({}とか()とか=>とか;とか...)
あまり目的意識がない方は、写経の様になってしまうかもしれませんが、非常に写しごたえがある内容だと思うので、まずは写経して時間があればもう一周するといった形でもよいと思います。
ほかにも、モジュール分割をしたり、少しだけですがWebフレームワークを使用せずにWebアプリを開発したりする章もあるので、Railsから入った私としてはなるほどと思う部分が多かったです。
異なる言語を使用することに抵抗を感じる人が多いように感じますが、色々なチュートリアルを試すことができるので、Railsしかやっていない人なんかも一度試してみるとよいと思います。
個人的な感覚ですが、やっぱりRailsは開発者が書くコード量は少ないように思いました。
次のステップ
個人的には結構な量だったので、やり切った感はありますが、次何しようというのが正直なところです。
ただ写経をした人は興味があれば理解しながらもう一周しても良いかもしれません。
個人的には、Webアプリ開発の作業手順みたいなものと簡単な課題があると次の開発に繋がるのではないかと思いました。